第50回 九州国際大学付属高等学校(福岡)2011年12月24日
【目次】
冬の透視図
『野球ってのは、無限だよね』
股関節の柔軟性を学ぶ
冬の透視図
"九州国際大付 三好匠"
しかしながら、しばらく寝込んでいた影響が大きくのし掛かり、三塁手としては出場していたが、大会序盤から主戦で投げられる状態ではなかった。そして、この日の準々決勝、相手は県内屈指の好左腕・大西 祐樹(3年)率いる強豪・福岡工。九州国際大付としても、春夏連続甲子園出場を果たすために立ちはだかる大きな山。
ここで、九州国際大付はエースの三好をマウンドへ送り出す。センバツ準優勝を経験しているとはいえ、三好にとっては今大会初登板。決して本調子とはいえないながらも8回を終えて、失点4に抑える完投ペースだった。
だが、最終回。1アウトを取ったところで足がつり、倒れ込んだ。一旦(いったん)マウンドを降り、治療をしたが、踏ん張りが効かなく投げられない。
そんな状態でありながらも、三好は三塁手としての出場を若生監督に志願した。試合後のインタビューで若生監督はこう語っている。
「三好のなんとかしようって気持ちがすごいよね。(足がつった時点でベンチに)下げようとしたら(三塁手として)行くって言ってね。そういう気持ちってのが、大切なんじゃないですか」
万全とはいえない状態の中、真夏の大一番で131球を投げ、9回途中でマウンドを降りるも、野手として志願の試合出場。さらに三好は決勝戦でも先発し、完投勝利をあげている。その並々ならぬ気迫とスタミナはどこからくるのだろうか。そのファクターを知るべく、名将が描いている、冬の透視図をみせてもらった。

- アストロ
- 生年月日:1973年3月23日
- 出身地:徳島県
- ■ 熊本在住ライター
熊本の高校野球に精通、細い目で高校野球の星を天体観測する。 - ■ 球歴:
中学から本格的に始めた野球は常に勝ち運に恵まれなかったが、監督兼選手として大学軟式で全国準V。観るだけでは物足りず、いまだ(ほんのたまにだけ)現役だという野球バカ。 - ■ 好きな言葉:『我以外皆師』














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